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群馬 6/10--6/13 ( 4日間) ( 土合駅…西黒尾根…谷川岳・肩の小屋…茂倉岳…笠ヶ岳…白毛門…土合駅 )
大学のメンバー3人で、初夏の谷川岳に登りました。 関越の県境の深いトンネルの中にある土合駅から数百段の階段を上って地上に出るところから登山はスタートし、この駅をグルッと周遊するように谷川岳の稜線を回って、再び土合駅に下山しました。
青文字の文章は、大学のサークル機関紙より、氏名を頭文字をイニシャルにする等、一部改変して引用。
- 一ノ倉沢から見上げた谷川岳 -
谷川岳(たにがわだけ)は、群馬・新潟の県境にある三国山脈の山である。
頂部は二峰に分かれており、それぞれ「トマの耳」(標高1,977m)、「オキの耳」(標高1,963m)と呼ばれる。
谷川岳の標高は2,000mにも満たないが、急峻な岩壁と複雑な地形に加えて、中央分水嶺のために天候の変化も激しく、遭難者の数は群を抜いて多い。
1931年(昭和6年)から統計が開始された谷川岳遭難事故記録によると、2005年(平成17年)までに781名の死者が出ている。
この飛び抜けた数は日本のみならず世界のワースト記録である。 ちなみにエベレストのそれは178人である。
6月10日(木)
成功を目指して、土合駅の一つ手前、無人駅、指桧曽にそそくさと、我々3人が降り立ったのは、6月11日の午前2時46分でした。
最近、サークルでは、苗場・上州武尊・谷川と3人の山行が流行っているようです。
これが、新しい傾向なのか、衰退の傾向なのか知りませんが。
差し入れに上野に来ていただいたのは、Gさん、Kさん、Sさんの3人でした。
人数的にはコンパクトな山行ではありましたが、私にとって岳文会に入ってからの、いわゆる“登山”を実感できる充実した山行でした。
さて、行きの車内でFさんが貸してくれた「谷川岳」という本(山の紹介をする本というより、遭難記録のみといった感じの本)を読んで、緊張感を味わっていた私でありましたが、行きの電車の中に急いで降りた時、ハ−ケン・カラビナ・ザイルを忘れてきたため、急遽岩登りから、縦走に変更したので私は安心しました!
家 20:50…20:55 駅 21:02-(各停)-21:38 上野 22:11-(JNR/各停 733M 長岡行)- 翌02:43 指桧曽駅・泊、就寝 03:00
- 一ノ倉岳の稜線から見た谷川岳 -
6月11日(金)
指桧曽で寝て6時15分に起きて、土合まで電車に乗って、長い階段を登りつめたのは、6時50分でした。
朝食後、登山口厳剛を出たのは、8時40分でした。
少しきつめの登りを3本で、谷川岳頂上に着きました。
途中会った人は3人パ−ティ−の人ぐらいでした。 この3人パ−ティ−はでも、女2人男1人でうらやましかったです。
下界で良かった天気もだんだん悪くなり、谷川の肩の小屋に着く頃は、雷まじりの小雨になってしまいました。
Mさんはしきりに雷を恐がって、身につけていた金属類をしまっていました。
Fさんは、いつもと変わらぬ表情で、ひょいひょいと歩いていました。
肩の小屋で昼食後、出発し、14時10分一ノ倉岳に着きました。
途中一ノ倉沢の真上に来て、下を見下ろしていた時、突然FさんがMさんに「M、三千円返せないんだ、死んでくれ。」と言って突き落とそうとしました。
一ノ倉岳で、サントクで買ったグレフルを食べましたが、あそこのはダメですね。 全然水気がなかったです。
それと一ノ倉で出会った、岩登りをしてきた2人組の熊のような女の人を思い出します。 「今日は。」と言ったのに無視されたのが印象的でした。
一ノ倉岳を過ぎ、茂倉岳に至り本日の宿泊地、避難小屋に着いたのは15時でした。 小屋の中にはテントを張らず、外に張りました。
この日はずっとガスがかかっていて、しかも我々だけでしたので、神聖な気分が味わえました。 夕食の石狩鍋は、たっぷりあって最高でした。
起床 06:15、指桧曽 06:44-(JNR/各停 722M)-06:50 土合 07:30…(徒歩 30分)…08:00 指導センタ- 08:10…(徒歩 20分)…08:30 厳剛新道入口 08:40…(徒歩 50分)…09:30(休憩)09:45…(徒歩 50分)…10:35 西黒尾根出合 10:50…(徒歩 70分)…12:00 谷川岳 12:05…(徒歩 5分)…12:10 肩ノ小屋 13:00…(徒歩 15分)…13:15 オキノ耳 13:20…(徒歩 50分)…14:10 一ノ倉岳 14:20…(徒歩 20分)…14:40 茂倉岳 14:55…(徒歩 5分)…15:00 茂倉避難小屋、就寝 20:00
本日の歩行時間計 5時間15分
6月12日(土)
3時20分起床。 4時50分発。 ゆるやかな起伏の稜線を歩き快適でしたが、なんと昼食前の一本は、思わず泣いてしまいました。
道がほとんど完全と言っていいほど薮で塞がっていたのです。 急な登りに加えて、私は嫌気がさしてきました。
この一本が、一番山行中できつかったです。
昼食後の一本で、本日の宿泊地、朝日岳に着きました。
ここは、私の生まれ故郷のスイスの湖畔を思わせるような美しい所で、思わず「お−ブレ−ネリあなたのおうちはどこお−!」と歌いたくなってしまいました。
午前中すいすいと行ったおかげで、幕場についたのは、なんと13時5分という驚異的な速さでしたので、非常にのんびりとできました。
天気も快晴で、朝日の頂上からは、今まで歩いてきた、谷川−一ノ倉−茂倉−蓬峠と一望でき、遠くには苗場、近くに巻機、そして上州武尊なども一望できる大パノラマとなっており、感動してしまいました。
雪で冷やした2Lのビヤ樽を3人で飲んだのは、とてつもない贅沢でした。 夕食のマ−ボなすを食べてから、私は疲れてすぐ寝てしまいました。
起床 03:20、避難小屋 05:00…(徒歩 18分)…05:18 茂倉岳 05:25…(徒歩 78分)…06:43 武能岳 07:02…(徒歩 43分)…07:45 蓬峠 08:15…(徒歩 48分)…09:03 七ツ小屋山 09:25…(徒歩 40分)…10:05 清水峠 10:30…(徒歩 58分)…11:28(休憩)12:05…(徒歩 60分)…13:05 朝日△、就寝 20:10
本日の歩行時間計 5時間45分
6月13日(日)
4時50分に起床し、笠ケ岳・白毛門を経て、土合には10時45分着で、早かったです。 自宅には、日があるうちに着きました。
今回の山行は、ほとんど予定通りかそれ以上で、リ−ダ−の方々の手腕に感服してしまいました。 秋には、三国峠あたりに行ってみたいです。
往復料金は、両神山行の片道料金の半分以下だったということを付け加えて、この山行記を終わります。 おしまい
起床 04:50、朝日△ 06:25…(徒歩 56分)…07:21 笠ヶ岳 07:40…(徒歩 41分)…08:21 白毛門 08:45…(徒歩 5分)…08:50(休憩)09:10…(徒歩 95分)…10:45 土合 1127-(JNR/各停 726M)-12:38 新前橋 12:48-(JNR/各停 882M)-14:46 上野 14:50-(各停)-15:24 駅 15:28…15:32 家
本日の歩行時間計 3時間17分
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