山梨　（ 新人歓迎合宿　塩山〜一ノ瀬〜将監峠〜雲取山〜三条の湯〜丹波キャンプ場 ）

大学の山登りサークル恒例の春の新人歓迎合宿、２度目の春のコースは雲取山でした。 　青文字の文章は、大学のサークル機関紙より、氏名を頭文字をイニシャルにする等、一部改変して引用。 - 雲取山の稜線から望む富士山 - 　雲取山（くもとりやま）は、東京都・埼玉県・山梨県の1都2県の境界にある標高 2,017m の山で、奥多摩と奥秩父の二つの山域の境界に位置する。 　東京都の最高峰・最西端である。 　日本百名山の一つ。 　山頂に一等三角点がある。 　奥多摩山域の中では比較的人里から奥深くにある山である。 5月 1日（金） 晴 　新歓合宿参加が決まってから、素朴な疑問、新鮮な驚き、そして意味不明の言葉などが僕の頭に波状攻撃をかけ、さすがに頭の方も疲れたのか、出発の日にはこれといった強い感慨もなく、なんとなく新宿駅に向かっていた。 　僕たちのパ−ティ−は8時にアルプス広場に集合し、最終鈍行に乗る人の長蛇の列を横目で見ながら、小金沢パ−ティ−と一緒に9時発の鈍行に乗り込んだ。 　発車のベルが鳴り、見送りの人達が校歌を歌ってくれているのに少なからず感動を覚えながら出発。 　途中、初狩駅で小金沢パ−ティ−と互いの健闘を祈り、3日後の再会を約束し固い握手を交す、という涙々の別れをして、11時3分に塩山着。 　全員、駅前でラ−メンを食べると、タクシ−会社の提供してくれた寝場所で一時頃就寝。 　家…駅 19:15-(各停)-20:10 新宿駅 21:00-(JNR/各停 561M 甲府行)-23:03 塩山駅・待合室泊　就寝 00:10 5月 2日（土） 晴 　皆、昨夜は暑くて、あまり眠れなかったようだが、元気よく「エイ！！」と飛びおきてすぐ、タクシ−で三の瀬へ。 　ここで1時間の朝食タイムをとり、いよいよ出発。 　時刻は8時。 　多少きついなあと思いつつ、50分で1本。 　次は25分で1本。 　このあたりに「せめて昼くらいは行動していなければ」というリ−ダ−の苦心がうかがわれるが、いかんせん、今日は2時間の行程。 　11時前に幕場の将監峠に着いてしまう。 　「テント張れ！」のリ−ダ−の声に、「12時前に張るなんてみっともない！！」とサブリ−ダ−の声。 　さすがにYさんも「ダメ！」とは言えず、そのままで昼食。 　そして食後にやはりやることがないのでテントを張り、まずは青空の下での大お昼寝大会。 　次に、9人全員での大貧民。 　4時になると全員で天気図とり、とは言ってもちゃんと書けて読めていたのはChief LeaderとSub Leaderだけだった。 　夕食後、山の歌を一通り教えてもらい、各人の喉自慢（？）が終わると、いよいよ、僕らにとっていやな恒例、初恋談義。 　でも、僕らの話の内容が貧弱なため、旧人は欲求不満気味にようだ。 　だけれども、僕らにとってはリッチな一日だった。 　起床 05:27、塩山駅 05:53-06:45 三ノ瀬 08:00…（徒歩 49分）…08:49（休憩）09:10…（徒歩 27分）…09:37（休憩）10:16…（徒歩 34分）…10:50 将監峠△、テント設営 14:00-、気象予報 16:00-、就寝 22:00 本日の歩行時間計 1時間50分 5月 3日（日） 晴、夕方曇、夜強い雨 　朝は一応、晴れていたが、天気と今日の幕場がなくなる心配があったので、4時起床の、5時45分出発の、速攻撤収。 　1時間1本のペ−スでハゲ岩、三ツ山と越えて4本で三条ダルミ。 　11時10分。 　まだ空はドッピ−カンで、三峰パ−ティ−も石尾根パ−ティ−も着いていないようだった。 　ここまで、けっこう疲れて、ぐったりとなって昼食。 　その上、ノドはカラカラなのに水ポリもカラカラ。 　「水がほしい。」とうめきながら、雲取ピストンに出発。 　時計の針ってこんなに進みが遅いのかと思いつつ、時計とにらめっこすること20分、やっと山頂に着くと、天は我を見捨てなかった！ 　三峰、石尾根の両パ−ティ−がいて、水を欲しいだけ飲ませてくれた。 　まさに「逆転満塁サヨナラホ−ムラン！」という感じで僕は生きかえった。 　山頂でしばらく再会の喜びに浸ったあと、三条ダルミまで駆けおり、そこから2本で幕場の三条の湯に着いた。 　夕食の支度をしていると案の定、雨が降り出してきた。 　夕食後、本降りになってきたので、隣にテントを張ってある三峰パ−ティ−とだけ、プレ集中の新人交換をやった。 　次の日は丹波に下るだけだったので、夜遅くまで騒いでいた。 　起床 04:00、将監峠△05:45…（徒歩 60分）…06:45（休憩）07:00…（徒歩 60分）…08:00 ハゲ岩 08:35…（徒歩 62分）…09:37 三ツ山 10:00…（徒歩 70分）…11:10 三条ダルミ 12:05…（徒歩 20分）…12:25 雲取山 13:07…（徒歩 8分）…13:15 三条ダルミ 13:25…（徒歩 50分）…14:15（休憩）14:25…（徒歩 20分）…14:45 三条ノ湯△、夕食 18:00-19:00、就寝 01:00 本日の歩行時間計 5時間50分 - 三条ノ湯 - 5日 4日（月） 小雨、霧 　生憎と昨夜からの雨が降り続いていた。 　8時起床で、11時少し前に三峰パ−ティ−と同時に出発。 　石尾根パ−ティ−はだいぶ前に出発していた。 　2本でサオラ峠に着くまでに、初日から考えていたスタンツの出し物がやっと決まった。 　Uさんが歩いている間にほとんど考えたのだ。 　サオラ峠では雁坂パ−ティ−と出会ったが、ここでのんびりと昼食を食べたりしていたら、丹波到着は僕らのパ−ティ−が最後になってしまった。 　まして一時間の遅刻で。 　着いてすぐにテントを張り、全員集会をした後、夕食を食べながらスタンツの最後の打ち合せ。 　7時過ぎからいよいよスタンツが始まり、細かい所は各人のアドリ ブにまかせて、練習なしのブッツケ本番という所が怖かったが、まあなんとかやるだけやった。 　全部のパ−ティ−が終わり（雁坂パ−ティ−は棄権）、いよいよ結果発表。 　6位、5位、4位、まだ出ない、いいぞいいぞ、3位、出ない、2位・・・出ない！ 　ヤッタ−！−。（この後の感動は書けば書くほど言葉が足りなくなるようで、書けません。） 　とにかく優勝。おまけに、Eさんが主演男優賞、Sさんが主演女優賞をとり、わがパーティ―は最高にHappyな結果に終わった。 　この後、新人紹介のテント回りをして、終わったのが3時ころ。 　すぐにシュラフにもぐった。 　起床 08:00、三条ノ湯△10:45…（徒歩 50分）…11:35（休憩）11:45…（徒歩 55分）…12:40 サオラ峠 13:35…（徒歩 35分）…14:10（休憩）14:20…（徒歩 30分）…14:50 丹波△ ( 集中式 15:30-16:10、夕食 17:20-、スタンツ19:10-21:20、テント巡リ 22:00-)、就寝 02:30　丹波△ 本日の歩行時間計 2時間50分 5月 5日（火） 晴 　8時起床。 　天気はよく、ここ数日の気ぜわしさからも解放されて、すがすがしい朝だった。 　朝食ものんびりととり、バス出発の時間まで気持ちよくうだうだしていた。 　12時40分にバスに乗り込み、Tさんの独占放送をうとうとしながら聞いていたら、いつのまにか新宿。 　夕食をとってから京王デパ−トへ。 　あとは飲んで歌って--ではなくて、踊っていたような気がする。 　とにかく無事に家には帰り着いた。 　最後に--みなさんお世話になりました。 　これからは使える新人を目ざしてがんばりたいと思います。 　でも山行記って日記体と回想体がごっちゃになってむずかしいですね。 　起床 08:00、撤収 11:40-12:10、記念撮影 12:20-、丹波△ 12:50〜(貸切バス)〜16:34 新宿駅西口 16:42…16:50 京王百貨店屋上ビアガーデン・新人歓迎合宿打ち上げ 19:47…19:52 新宿駅 19:56-(各停)-2055 駅…家