診療科目 歯科 矯正歯科 小児歯科 口腔外科 TEL 03 (3223) 4182(良い歯に) 
 さいとう歯科 高円寺診療所 JR中央線 高円寺駅 北口から徒歩6分 北中通り商店街の西端、高円寺北三郵便局の隣 
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長野 北アルプス 8/21--8/31  (11日間) 夏合宿 飢鬼岳〜燕岳〜大天井〜槍〜南岳〜上高地
 大学のサークル恒例の夏合宿、2年の夏は表銀座コースを縦走しました。  この年の夏合宿は天気には恵まれず、雨天が多かったです。 目的の一つである北穂高岳の大キレットは、悪天候のため、やむなく断念しました。

 青文字の文章は、大学のサークル機関紙より、氏名を頭文字をイニシャルにする等、一部改変して引用。

- 表銀座コース、燕岳 -

8月21日(金)
 直前にS1君・S2君が抜け、四人となった表銀 Partyは、他の野郎 Party2パ−ティ−と共にアルプス15号で旅立った。  行く末を暗示するような車内であった。

 家 22:03…22:08 駅 22:15-(各停)-23:04 新宿 23:20-(JNR/急行 アルプス15号 415M)(車中泊)-

8月22日(土) 曇一時雨
 5時20分、信濃大町着。 タクシ−で白沢堰提へ。 朝食をとって、すぐ行動開始。
 歩く前に先頭を行くサブリーダーのkさん曰く、「さて、歩くペースは松、竹、梅、と三段階ありますが、どれにしましょうか?」  私「梅、でお願いします。」
 少し行った所で突然、Kさんが足をとめる。 何かと思ったら、蛙に驚いたのだった。 少し雨が降るが、すぐやむ。
 水場で昼食をとり、行動再開。 急登が続く。 また雨、今度は激しい。  少し雨宿りをするも、雨はやまず、行動を続ける。
 ふと、シュラフをビニ−ル袋に入れていなかったことに気づく。 ムム・・・まあ何とかなるだろう。  実際、キスリングの防水力は予想以上だったのだが、自分の無神経さに今更ながら、あきれた。
 いわゆる「百曲り」は長く、急である。 やっと餓鬼小屋が見えた頃、僕は草の根をつかんで登るような状態であった。  下着までぐしょぐしょになって餓鬼小屋に着いた時、Fさんがボソリと一言、「四十七曲りだった。」


 -(JNR/急行 アルプス15号 415M)-05:20 信濃大町 05:30-(タクシ−)-05:45 白砂渡(朝食)06:40…(徒歩 60分)…07:40(休憩)07:50…(徒歩 25分)…08:15 魚止ノ滝 08:28…(徒歩 50分)…09:18(休憩)09:38…(徒歩 32分)…10:10(最後の水場)11:03…(徒歩 47分)…11:50 大凪山鞍部 12:12…(徒歩 46分)…12:58(休憩)13:12…(徒歩 38分)…13:50(休憩)14:03…(徒歩 67分)…15:10 餓鬼小屋 15:23…(徒歩 3分)…15:26 餓鬼△ 就寝 22:20
本日の歩行時間計 6時間08分

8月23日(日) 雨のち晴
 昨夜のうちに、ほぼ停滞を決定していたので、9時半起床。 既に雨はあがって、風もほとんどなし。
 のんびりと朝食をとって、12時半頃ピ−クへ。  さすが餓鬼は表銀の端の端。 台風一過、清涼飲料水のような天気の中で、燕から常念、槍、そして奥穂、前穂までが見渡せた。
 びしょ濡れのシュラフやら、ニッカホ−スやら、キスリングやら、はては細引から、Kさんなどは煙草まで、一本一本並べて干しながら、陽光の下で昼飯を食う。  さすがにうまい。
 が、生乾きの煙草はまずかったようです。 何故かこの煙草は原爆タバコと命名されました。


 覚醒 09:00、起床09:30、朝食 11:00-11:30、餓鬼△ (…(徒歩 60分)…12:30 餓鬼岳)、昼食 13:30-14:00、夕食 17:00-17:30、就寝 19:45 餓鬼△
本日の歩行時間計 1時間00分

8月24日(月) 晴
 大天荘まで行く予定で、2時半起床。 昨晩はMさん、今朝はFさんが、小屋から水を拝借して先輩の甲斐性を見せてくれた。
 4時出発。 まだ暗い。 ヘッドランプをつけて岩綾を行く。
 足元に不安を感じながら歩いているうちに日が昇る。 初めて見る御来光。 松本方面に大雲海。  昨日、見えていた町は海の底に沈んでしまっている。 今日は快晴だ。
 記憶の底に沈んだル−トを足早に過ぎ、燕ピ−クに到着。 花崗岩で覆われた一風変わったピ−クでは、中房温泉から入ってきたのであろう親子連れが、しきりにシャッタ−を押していた。  ホテルかと見粉う燕山荘も視界に入り、餓鬼の百曲りは遠い昔のこととなった。
 燕山荘をあとにして、大天荘着は2時半。  大天井岳は両側にトラバ−スル−トがつけられて何となく迫害されているし、幕場にしても、とりたてて言うことはないのですが、ちょっとした思い出があって、大天荘に着いた時は感無量でした。


 起床 02:30、餓鬼△ 04:15…(徒歩 40分)…04:55(日の出)05:20…(徒歩 30分)…05:50(水場)06:00…(徒歩 43分)…06:43 標高 2,508m 地点 06:51…(徒歩 62分)…07:53 東沢乗越 08:15…(徒歩 45分)…09:00(休憩)09:13…(徒歩 32分)…09:45(休憩・絶景)09:57…(徒歩 36分)…10:33 燕岳 11:30…(徒歩 18分)…11:48 燕山荘 12:05…(徒歩 45分)…12:50(休憩)13:03…(徒歩 47分)…13:50 喜作レリ-フ 14:12…(徒歩 33分)…14:45 大天井ヒュッテ△、就寝 20:20
本日の歩行時間計 7時間11分

- 常念岳 -

 常念岳(じょうねんだけ)は、北アルプスにある標高2,857mの山。山体すべてが長野県に属する。  常念山脈の主峰。安曇野からは全容が望め、ピラミッド型のその形は一目瞭然ですぐみつけられる。  なお、安曇野から眺められる北アルプスは、常念山脈が主役で、穂高岳、槍ヶ岳といった山々は、常念岳、蝶ヶ岳、大滝山といった前衛の常念山脈に隠れ、場所によってその間から顔を出す程度である。

8月25日(火) 快晴
 3時50分起床、5時、常念ピストンへ向かう。 なだらかな曲線を描く常念の稜線は、Mさんに言わせると女性の乳房なのだそうです。  シャツのゆるみもなかなかセクシ−です。 ピ−クに立つと、少し固いながらも、ちゃんと乳首まであって感激。 満足して大天荘に戻りました。
 撤収をすませ、Kさんと僕の二人が大天井ピ−クピストン。 すぐに西岳ヒュッテへ向かう。 暑い。 かったるい。 2時50分幕場着。
 日没のあたりから風が強くなり、夜になって小雨が降りはじめる。好天もこれまでか。


 起床 03:45、大天井ヒュッテ△ 05:12…(徒歩 83分)…06:35 常念小屋 06:48…(徒歩 45分)…07:33 常念岳 08:10…(徒歩 30分)…08:40 常念小屋 08:51…(徒歩 54分)…09:45(休憩)09:58…(徒歩 44分)…10:42△)、撤収 11:00-、昼食、△12:15…(徒歩 45分)…13:00(休憩)13:19…(徒歩 40分)…13:59(休憩)14:12…(徒歩 37分)…14:49 西岳△、就寝 22:50
本日の歩行時間計 6時間18分

8月26日(水) 曇のち雨
 2時半頃、大きな音がして目が覚める。 強風のためにポ−ルが折れたらしい。
 三時、全員起床。 風はあいかわらず強く、小雨も降り続いている。 朝食後しばらく様子を見るが、結局6時出発。
 一時間ほどで千丈出合・湯俣分岐に着く。 ここでKさんの名言−「ちょうど、この辺で小キジをうてば、半分は高瀬、半分は梓になるのか。」
 8時20分頃、ヒュッテ大槍。 9時10分、槍岳山荘。 常念Partyが来ているかもしれないというので、それを楽しみに何の苦もなく東鎌をあげてしまった。  何といっても表銀は孤高のパ−ティ−。 ここに至るまで、どのパ−ティ−との出会いもないのです。
 しかし結局、常念は来なかった。  昼食のビスケットを食べてから槍ピ−クピストン。 一面ガスで、全く視界がきかなかったのが残念でした。 上りは問題なかったが、下りが難物。  傾斜がきつい上に、雨に濡れて滑る。 Mさんが「新人哀歌」を口ずさんでいた。
 今日の幕場、南岳避難小屋には2時着。 シャツまでびしょ濡れの僕らを見て、小屋のおばちゃんは思わず「あらあら、雨具が全然役に立っていないみたい。」  後から入ってきた人のゴア・テックスの雨具を見て、「やっぱり雨具はいいのを持たんと・・・」


 起床 03:05、西岳△ 05:55…(徒歩 45分)…06:40 水股乗越 06:50…(徒歩 55分)…07:45(休憩)07:57…(徒歩 18分)…08:15 ヒュッテ大槍 08:25…(徒歩 50分)…09:15 肩ノ小屋 (10:40…(徒歩 17分)…10:57 槍ヶ岳 11:05…(徒歩 20分)…11:25) 11:57…(徒歩 41分)…12:38 中岳 12:51…(徒歩 9分)…13:00(水場)13:12…(徒歩 38分)…13:50 南岳ヒュッテ△、設営 15:00-15:30、就寝 21:00
本日の歩行時間計 4時間53分

- 上高地・河童橋 -

8月27日(木) 雨
 4時起床。 雨降り続く。 停滞決定。

 起床 04:00、(悪天のため、停滞)就寝 20:00 南岳ヒュッテ△
本日の歩行時間計 0時間00分

8月28日(金) 雨のち曇、一時晴
 4時起床。  雨止まず。 朝食後、少々晴れ間が見えたので、よし、キレット越えだ!と意気込んでテント撤収。 が、すぐまた降り出す。  小屋で待機するが、8時、Mさんが敗退宣言。 涙を呑んで南岳避難小屋を後にした。
 天狗池でのんびり、たっぷり昼食をとる。 槍を見上げて悦に入る。
 赤沢岩小屋の手前で女の子ばかり7〜8人のパ−ティ−とすれ違う。  まん中あたりを歩いていた女の子が、僕らの顔を見たとたん、コケて落ちそうになった。  何だったんだ、あれは!?
 2時横尾着。  もう完全に下界の雰囲気。  まだ、どのパ−ティ−も来ていない。  こうなったら徹頭徹尾、孤高のパ−ティ−になりきろう、と徳沢へ向かった。
 ところが徳沢で僕らを待っていたのは、行きの列車で一緒だった黒部、東沢の野郎P2パ−ティ−だったのです。


 起床 04:00、撤収 06:00、南岳△…(徒歩 1分)…06:50 南岳避難小屋 08:35…(徒歩 5分)…08:40 南岳 08:50…(徒歩 45分)…09:35 天狗原 10:05…(徒歩 10分)…10:15 天狗池 11:00…(徒歩 65分)…12:05 赤沢岩小屋 12:23…(徒歩 17分)…12:40 槍沢ロッジ 12:50…(徒歩 60分)…13:50 横尾山荘 14:10…(徒歩 50分)…15:00 徳沢園△、就寝 00:30
本日の歩行時間計 4時間13分

8月29日(土) 曇時々雨
 のんびりと起きて朝食をとり、サークルの集合場所に向かいました。

 起床08:10、徳沢園△ 11:55…(徒歩 70分)…13:05 上高地・河童橋 13:55…(徒歩 5分)…14:00 小梨平△ ( 集中式 15:30-16:10、スタンツ 19:20-22:10、テント巡リ・常念 Party 23:00-、黒部 Party 24:25-、裏銀座 Party 02:25-、笠 Party 04:05- )
本日の歩行時間計 1時間15分

8月30日(日) 晴
 松本の市内で入浴、打ち上げをしました。

 記念撮影 11:50-、小梨平△ 12:15…12:20 上高地 12:55--14:30 松本 15:20 ( …風呂・冷鉱泉…喫茶店…松本城…しづか・打上…20:25 ) 20:53-(JNR/各停 長野発新宿行 442M)(車中泊)-

8月31日(月)
 早朝に新宿駅に着いて、そのまま帰宅しました。

 -(JNR/各停 長野発新宿行 442M)-04:23 新宿 04:45-(各駅)-05:48 駅 05:51…05:56 家

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