診療科目 歯科 矯正歯科 小児歯科 口腔外科 TEL 03 (3223) 4182(良い歯に) 
 さいとう歯科 高円寺診療所 JR中央線 高円寺駅 北口から徒歩6分 北中通り商店街の西端、高円寺北三郵便局の隣 
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8/20--8/30  (11日間) 夏合宿 立山〜薬師岳〜槍ヶ岳〜大キレット〜奥穂高岳〜上高地
 大学のサークル恒例の夏合宿、3度目は黒部湖から入りました。 薬師岳のカールは日本国内では数少ない氷河に覆われていた時期の名残りを示す貴重な地形です。 間近にみるとその凹部は雄大で、氷河時代を空想させてくれます。 また、昨年の夏合宿で敗退した大キレットを超えることができました。
 青文字の文章は、大学のサークル機関紙より、氏名を頭文字をイニシャルにする等、一部改変して引用。

- 薬師岳 -

8月20日(金)
 家 22:00…22:05 駅 22:15-(各停)-23:07 新宿 23:45-(JNR/急行 アルプス17号 417M)(車中泊)-

8月21日(土) 霧、夕方一時雨
 早朝から扇沢は観光客や登山者で超満員だった。 関西の人が多い様だ。
 ここからトロリ−バスで黒部湖に、さらにケ−ブルとロ−プウェイで大観望、バスで雷殿に着く。  いずれも料金が高く、バスに至っては五分間足らずで千円近くかかる代物だ。
 ここから歩き始める。  深緑色の黒部湖や後立を見晴らせ、道も良かったが、何故かいきなりバテが来て早くもメンバ−に迷惑をかけたが、このあたりではまだ余裕があった。
 一ノ越で昼食の後、小雨の中を出発し、四時半に五色ヶ原キャンプ場に着いたが、ひどいぬかるみで幕場を見つけるまでが一苦労だった。


 -(JR)-06:14 信濃大町 06:20-(バス)-06:40 扇沢 07:35-(関西電力・トロリーバス)-07:45 黒部ダム 07:50…(徒歩 20分)…08:10 黒部湖 08:18-(ケ-ブルカ-)-08:25 黒部平 09:00-(ロープウェイ)-09:05 大観峰 09:15-(立山黒部貫光・バス)-09:17 雷殿 09:35…(徒歩 30分)…10:05 東一ノ越 10:20…(徒歩 45分)…11:05 一ノ越 12:10…(徒歩 32分)…12:42 富山大学立山研究所 13:10…(徒歩 38分)…13:48(休憩)14:07…(徒歩 48分)…14:55(休憩)15:13…(徒歩 22分)…15:35 ザラ峠 15:55…(徒歩 25分)…16:20 五色ヶ原△、就寝 20:00
本日の歩行時間計 6時間00分

8月22日(日) 霧のち夕方晴
 今日は小さな登り下りの繰り返し。  越中沢岳という、変わった山容の山があったのだが、この何ということはない登り下りがとにかく苦しく感じられた。
 また、ご老年のグル−プを追い越し、「今日は」 「いいですな若い人は元気で、さすがに速いわい。」 などと話して別れた。  しかし今後この人たちとは抜きつ抜かれつの状態になり、翌日薬師岳に着くのはほぼ同時だったのは不思議だ。  (誰のせいかは明白だが、相手のタフさにも感服した。)
 今日の幕場はスゴ。  料理は旅行前の準備がFさん、作るのはYさんとMさんで手伝いはKさんに僕という形態だったが、今考えると四年二人に任せきりで  後の三人はカセットを聴いたり本を読んだり勝手なことをしていた。  (様な気がする。)
 テント内では就職とか小説、物理等この五人からは考えられない話題が多く出たが、特にFさんは常識を無視した論理で周囲を圧倒していた。


 起床 05:00、五色ヶ原△ 06:55…(徒歩 55分)…07:50 鳶岳 08:03…(徒歩 7分)…08:10(M君、キスリング壊れる)08:35…(徒歩 50分)…09:25(休憩)09:45…(徒歩 20分)…10:05 越中沢岳 10:45…(徒歩 60分)…11:45(休憩)11:55…(徒歩 47分)…12:42 スゴ乗越 13:38…(徒歩 37分)…14:15 △、就寝 21:45
本日の歩行時間計 4時間36分

8月23日(月) 快晴
 間山から薬師岳までは道、景色ともに素晴らしく、剣から穂高まで一望にして登っていく。  私自身も三日不眠症が続くと開き直りが出て、比較的順調に歩けた。
 頂上の爽快さも言うことなしで、今日はスケジュ−ルが楽ということもあり、「怠慢しようぜ−」と二時間半もいた。  Kさんは相変らず元気でカメラ片手に走り回っている。
 薬師峠Cに着いたのは一時半。 よく整備された所だった。


 起床 04:20、スゴ乗越△06:23…(徒歩 62分)…07:25 間山 07:45…(徒歩 50分)…08:35(休憩)09:00…(徒歩 75分)…10:15 薬師岳 12:42…(徒歩 48分)…13:30 薬師峠△、就寝 19:45
本日の歩行時間計 3時間55分

8月24日(火) 霧、朝一時小雨、のち晴
 今回の山行でもヤマとなる今日のル−トは、黒部五郎から三俣蓮華、双六と向う。  五郎のふもとまでは単調なのだが、フェイントを何度もかけられ気疲れする感じ、五郎の登りも傾斜が強くかなりハ−ドだった。  五郎山頂は何もなく寒々とした所。
 それ以降、三俣越えでは私は完全にバテて、あまりの不規則な歩き方にMさんYさんまで巻き添えで半分ダウンしてしまった。  Mさんが「三俣なんてつまんねえ山なのに、邪魔なんだよ。」とかなり勝手なことを言っていたが、その時は本当にそう思った。  双六では先に着いた二パ−ティと合流した。


 起床 02:30、薬師峠△ 05:00…(徒歩 15分)…05:15 太郎小屋 05:21…(徒歩 81分)…06:42 北ノ俣 06:55…(徒歩 64分)…07:59(休憩)08:15…(徒歩 73分)…09:28(休憩)09:40…(徒歩 15分)…09:55 黒部五郎岳 10:15…(徒歩 15分)…10:30(靴紐切れる)10:35…(徒歩 15分)…10:50(休憩)11:37…(徒歩 35分)…12:12 黒部五郎小屋 12:30…(徒歩 45分)…13:15(休憩)13:25…(徒歩 45分)…14:10(休憩)14:30…(徒歩 10分)…14:40 三俣蓮華岳 15:00…(徒歩 60分)…16:00 双六池△、就寝 21:30
本日の歩行時間計 7時間53分

- 北穂高から見る大キレット(左下)と槍ヶ岳(右奥) -

8月25日(水) 晴、一時雨、日中霧
 西鎌を経て槍ヶ岳に登る。  霧が深く視界0だが山容にはさすがに迫力がある。  南岳キャンプまでは順調についた。
 天候が怪しくなり、テント内で明日の行動についての対策が慎重に練られた。  「北ア男」のKさんはキレット等に関しての知識経験ともかなり豊富な様だ。  隣の黒部パ−ティでは、明日は絶対出発に決め、早く寝てしまった。


 起床 04:00、双六池△ 06:05…(徒歩 60分)…07:05(休憩)07:15…(徒歩 45分)…08:00(休憩)08:18…(徒歩 55分)…09:13 千丈乗越 09:25…(徒歩 30分)…09:55(休憩)10:12…(徒歩 30分)…10:42 肩ノ小屋(11:24…(徒歩 18分)…11:42 槍ヶ岳 12:08…(徒歩 12分)…12:20) 12:40…(徒歩 50分)…13:30 中岳 13:52…(徒歩 48分)…14:40 南岳 14:57…(徒歩 4分)…15:01 南岳小屋△、就寝 20:50
本日の歩行時間計 5時間52分

8月26日(木) 晴、夕方より霧
 黒部Partyのことを「無謀」とか「死ぬ気の特攻」とか言っていた我々だが、起きてみると快晴で台風の影響など全然なく、日和見主義の我がパ−ティもすぐに黒部を追って、恐怖のキレットへと向かった。  緊張の連続で疲れる暇もないと聞いていたが、全くその通りだ。
 日射しが強いのにも少し参った。 北穂経由で涸沢岳へ。 私個人としては涸沢の登りもキレット以上に難所に思えた。  先頭のMさんと最後尾のYさんは特に神経を尖らせてアドバイスを出している。
 途中Mさんがアクシデントの起こった黒部Partyの援助に引き返し、Kさんを先頭にして穂高山荘に着いた。  煙草の禁断症状で苦しんでいたYさんは恥を捨てて見ず知らずの人に頼み回り、やっと一箱手に入れることができた。


 起床 03:45、南岳△ 05:25…(徒歩 50分)…06:15(休憩)06:38…(徒歩 50分)…07:28 大キレット凹部 07:40…(徒歩 40分)…08:20(休憩)08:30…(徒歩 40分)…09:10 北穂高山荘 10:40…(徒歩 60分)…11:40(休憩)12:05…(徒歩 55分)…13:00(休憩)13:10…(徒歩 15分)…13:25 涸沢岳 13:40…(徒歩 10分)…13:50 白出乗越△、就寝 20:30
本日の歩行時間計 5時間20分

8月27日(金) 雨
 台風の影響で停滞。  サークルOB Party、黒部Partyと共に、風雨の中で一日持ち応えねばならなかった。  外をまともに歩ける状態でなく、テント内もびしょ濡れ、三人は入っていないと風で飛ばされそうになったりして、どうしても気分が滅入る。

 起床 09:30、悪天候のため停滞、白出乗越△、就寝 21:30
本日の歩行時間計 0時間00分

8月28日(土) 雨
 相変らず強風だが出発。  黒部Partyが途中であきらめた奥穂経由を強行突破しようとして、頂上はどうにか踏んだものの、吊尾根で私が転落しかかり、やむなく断念し引き返して涸沢−横尾−徳沢−明神と大きく迂回して、小梨平へ。

 起床 05:00、△撤収 06:30-、白出小屋 07:10…(徒歩 30分)…07:40 奥穂高岳 07:42…(徒歩 13分)…07:55 (吊尾根でM君転倒、途中で引き返し)…(徒歩 40分)…08:35 穂高山荘 08:45…(徒歩 55分)…09:40 涸沢小屋 10:00…(徒歩 85分)…11:25 横尾 12:00…(徒歩 40分)…12:40 徳沢 13:00…(徒歩 30分)…13:30 明神 13:42…(徒歩 33分)…14:15 上高地・小梨平△、集中式 15:10-15:40、スタンツ 18:40-21:00、就寝?
本日の歩行時間計 5時間26分

8月29日(日)
 全行程を反省して −私が連日バテたり食料を忘れたりして、完全にトラブルメ−カ−になってしまったこと等色々に反省材料はありますが、先輩のリ−ドで実力以上の物が出せたと思うし、風景が断片的ながら鮮明に記憶されていて、パ−ティのまとまりもよく、充実したものでした。

 起床?、小梨平△…上高地 13:10-(バス)-14:35 松本 (…風呂 15:00-16:00…タツミ・打上 16:30-) 20:53-(JNR/各停 長野発新宿行 442M)(車中泊)-

8月30日(月)
 -(JNR/各停 長野発新宿行 442M)-04:23 新宿 04:43-(各停)-05:46 駅 05:50…05:55 家

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