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さいとう歯科 高円寺診療所 東京都 杉並区 高円寺北3-10-5 アイケービル2階 |
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C3 大きな虫歯の治療 (1) 抜髄 | (歯の中の神経と血管を取り除く治療) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
できた虫歯を治療せずに放置しておくと、どんどん歯の深くまで進んでいきます。そして、痛みがとても強くなった時には、虫歯が歯の中の歯髄(神経と血管)にまで及んでいることが多いです。 こうなったら、残念ながら、歯髄を取ることになります。取り除いた歯髄は再生しません。 また歯髄を取り除いた歯は、血液による栄養分の補給がなくなるので、脆く折れやすくなります。 歯髄を取ってから、詰め物や冠を被せた歯は、その後の手入れの状態が悪ければ、いずれ虫歯が再発します。 歯髄を取った歯は、寿命が半分以下になると言われています。 そこで、できるだけ歯髄を取ることがないように、早期発見・早期治療と虫歯予防を心掛けましょう。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
抜髄 (歯の神経を取る治療) の手順 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1)神経を取り除きます。 脇の歯肉から部分的な麻酔をして、虫歯の部分を治療器具で削っていきます。(前準備としての虫歯の処置) 歯髄は歯の根の中(根管)に、だいたい根の数に合わせて前歯は1本、奥歯は2~3本、根の中に入っています。 この歯髄を、細い治療用器具を使って取っていきます。 (抜髄) |
2)根管に薬を詰めます。 歯髄を全て取って、根管の中を十分に消毒した後、根の先端まで隙間が空かないようにしっかりと、天然ゴム製の薬を詰めます。(根管充填) 抜髄と充填は1日で終わらせることもありますが、大抵は日を分けて行います。 状態がよくなければ、薬を根管に貼る治療を加えて、3回以上になることもあります。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3)支台の形成 根の神経の治療が終わったら、歯の土台を形成します。虫歯で失った歯質が少なければ、金属のピンを利用します。 失った歯質が多ければ、歯型を採って、鋳造した金属の芯(コア)を入れます。 |
4)最終処置 土台が形成できたら、咬み合わせの部分を形成します。 失った歯質が少なければ、プラスチック等で歯の頭の空洞部分を埋めます。 失った歯質が多ければ、冠(金属、セラミックなど)を被せます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
上記の治療の保険点数と料金計算 治療期間は、順調な場合で一週間に2回のペースとして、約一か月かかります。痛みや腫れが取れない場合は、さらに長くかかります。 根の治療の点数は、根の数(前歯は1本、奥歯は2~3本)により異なります。
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