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27)歯ブラシの選び方 |
みなさん、いつもはどんな歯ブラシを使っていますか?市販されているハブラシには、多くの種類があります。あまりに多すぎて、選ぶのに悩んでいるのではないでしょうか? |
【大きさ】
ハブラシは、基本的には、ヘッド(ブラシのある部分)が小さくて細い歯ブラシがお薦めです。
一見、大きいほうがよく磨けるように思えますが、小さいほうが扱いやすく 細かい歯と歯の間や一番奥まで磨けます。
ハンドル(柄)は、シンプルで、真っ直ぐのほうが、持ったときの違和感が少なく、また、力の加減を微妙に調整しやすく、
それだけ、磨き残しも少なくなります。
歯ブラシはその人にあったものを選択することが大切です。
お口のなかの状態はそれぞれ違うので、一度、歯科医院で相談、指導を受けるとよいです。
【毛の硬さ】
毛に硬さについては、「かため」のほうが、よく磨けるような気がしますが、毛が硬いと 細かいところへ毛先が届きにくく、
また、歯を削り取ってしまうこともあります。
歯科医師の特別な指示がないようでしたら、「ふつう」の硬さがよいでしょう。
(歯周病や炎症などで歯肉の腫れがある場合などは、「やわらかめ」の歯ブラシを使います。
【交換の時期】
毛先が広がってきたら交換の時期です。
裏側(ブラシのない側)から見て、広がった毛がはみ出して見えてきたら交換の時期です。
【子供の場合】
子供の場合は、成長にあわせて 歯ブラシの大きさも変えていく必要があります。
子供用の歯ブラシは、
・0〜6才(乳幼児)用
・5〜9才(混合歯列前期)用
・8〜12才(混合歯列後期)用
・仕上げ磨き用(0〜6才) があります。
仕上げ磨き用は、細かいところまで磨けるように、ブラシのついているヘッドの部分は小さくなっています。
子供用の歯ブラシは小さすぎると、うまく歯の面にに当てることができないことがありますので、そういう場合には、
少し大きめのほうが、小さな子供にとっては使いやすいでしょう。
ヘッドの長さは、それを使う本人(子供でも大人でも)の親指の幅程度がよいでしょう。
【補助用具】
汚れがつきやすく、さらに磨き残しやすい所は、咬み合わせの面の溝、歯と歯肉の境目、歯と歯の間ですが、
ここは普通の歯ブラシだけではなかなか歯垢を除去できません。
そういった場所はデンタルフロス(糸ようじ)あるいは歯間ブラシといった清掃用具を使わないと歯垢を完全には除去できません。
そしてそこから、虫歯や歯周病が発生しやすいので注意が必要です。
糸ようじは、歯と歯の接触している面の清掃をします。
歯間ブラシは、歯と歯の間の隙間を清掃します。
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→ 22) 歯周病の進行の説明
→ 23) 歯周病の診療の手順
→ 24) 家での歯磨きの方法
→ 25) 診療所での歯磨きの方法
→ 26) 歯磨き粉の選び方
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