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34) 抜歯後の処置 歯を抜いた所には、状況や患者さんの要望にあわせて、ブリッジか部分床の義歯(小さな入れ歯)を作ります。 |
ブリッジによる治療 → 部分床義歯(入れ歯)による治療は、こちら
歯を失った所をそのままにしておくと、相手の歯があっても咬み合わせに参加できなくなり、食べ物を噛みにくいですし、その前後の歯が歯のない所に向けて倒れてきたり、咬み合わせの相手の歯が伸びてくることがあります。
そこで、歯が無い部分の両隣の歯を削り、3本(またはそれ以上)つながった歯(ブリッジ)を入れます。
ブリッジを入れることにより失われた歯の咬み合わせを回復し、元々の自分の歯と同じように、よく噛めることができます。
ブリッジ治療の手順 |
1.抜歯後の状態
歯を抜いた後の状態です。 |
2.支台歯の形成
抜いた歯のあった場所の両側の歯を、十分に麻酔してから一周削り取ります。それから歯科用材料で歯型を採ります。 |
3.ブリッジの作成、試適
採った歯型を基にして、ブリッジを作成します。 |
4.ブリッジの装着
支台歯との適合をチェックしてから、歯科用の接着剤でブリッジを歯につけます。 |
上記の治療の保険点数と料金計算 (第一大臼歯が1本ない場合の例)(上の図は前歯の例で、異なります。)
回数
| 処置 | 解説 | 点数(点) | 金額(円) |
1日目 | 初診 | 歯のない所とその周囲の診察をします。 | 218 | |
| X線写真撮影 | 両側の土台となる歯の状態を確認します。 | 48 | |
| 歯冠形成 | ブリッジの土台となる両側の歯の形を整えます。 | 300 ( 160 ) x2 | |
| 連合印象 | 土台の歯型を採ります。 | 275 | |
| 咬合採得 | かみ合わせを見ます。 | 70 | |
| 平行測定 | 土台の歯の側面の平行性を調べます。 | 50 | |
| 補綴物診断 | どういうブリッジを作るか、診断します。 | 100 | |
| 仮歯作成 | 仮歯を作ります。 | 100 + 4x2 | |
| | 計 | 1,469 | 4,410 |
2日目 | 再診 | 前回の処置の予後を確認します。 | 42 | |
| 仮着 | 仮の接着剤で付けて試適します。 | 40 + 4x2 | |
| | 計 | 90 | 270 |
3日目 | 再診 | ブリッジの装着感を確認します。 | 42 | |
| 装着 | ブリッジを付けます。 | 150 | |
| 接着 | 歯科用の接着剤を使います。 | 16x2 | |
| 冠 | 両側の金属冠の部分です。 | 666 + 754 | |
| ダミ- | 失った歯の部分です。
| 784 | |
| 補綴物管理 | 2年間の保証をします。 | 330 | |
| | 計 | 2,758 | 8,270 |
| | 合計 | 4,317 | 12,950 |
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