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57) ホワイト二ング |
生活歯(神経のある歯)の漂白 |
(オフィスホワイトニング・医院で行うホワイトニングの場合)
薬剤(30〜35%過酸化水素水を含むペースト)を歯の表面に塗布する。
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薬剤がエナメル質の表層数10μmへ浸透する。
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薬剤が光照射によって、酸素と水に分解する。
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この時に発生する活性酸素が、色素を分解する。
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この結果、歯が白く見えるようになる。
注意事項
むし歯やその他の不都合がある場合は、それらの治療を済ませてから漂白を行います。
変色の程度や原因によっては、適応できないこともあります。
漂白の効果には個人差があります(1〜3回)。また、歯や身体の状態によって漂白処置を行えないこともあります。
漂白によりいったん白くなった歯が、徐々に元に戻ることがあります。
次のような患者さんは注意してください。
天然ゴム(ラテックス)によるアレルギーのある方。
呼吸器疾患を持った方。
無カタラーゼ症の方。
術後の注意
術後24時間は、喫煙は控え、コーヒーやカレーなどの着色性の飲食物を控えて下さい。
今まで以上に歯面の清掃・ブラッシングに気をつけて下さい。
歯の表面に直接薬剤を塗布してホワイトニングを行う方法(オフィスホワイトニング)
1.ホワイトニング前
2.スケーリング(歯石除去)
3.PMTC(歯のクリーニング・着色除去)
4.薬剤塗布
5.光照射
6.ホワイトニング後
4〜6までを1クールとして、1日に3クール行います。そして、ホワイトニングの効果を判定しながら、3日程度行います。
歯の表面及び内部に薬剤を塗布してホワイトニングを行う方法(神経のない歯の場合)
1.ホワイトニング前
2.歯の裏側から内部に空洞を開けます
3.歯の表面に薬剤塗布、裏側から内部にも薬剤を注入
4.光照射
5.ホワイトニング後
3〜5までを1クールとして、1日に3クール行います。そして、ホワイトニングの効果を判定しながら、3日程度行います。
また、必要によっては、35%過酸化水素水と過ホウ酸ナトリウムを混ぜたペーストを、歯の内部に1週間ほど注入して、ホワイトニングを行います(ウォーキングブリーチ法)。
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